きれいー!
女優の夏帆さん(16)が主演した映画「東京少女」(小中和哉監督)の完成披露会見が7日、映画の撮影を行った東京都千代田区の日比谷公園内「松本楼」で開かれ、夏帆さんと相手役の佐野和真さん(18)が100年前をイメージした和服姿で登場した。女子高生の携帯電話が100年前の明治時代にタイムスリップして、その時代の青年と声だけでつながるという“一度も会わない”恋愛物語。夏帆さんは「ほとんど1人のシーンだったので寂しかったけど、新鮮で面白かった」と撮影を振り返ったが「(自分なら)充電が切れて(通話を)途中でやめてしまうと思います」と妙に現実的な受け答えをして記者団を笑わせた。
平成20年、SF作家になることを夢見る女子高生の未歩(夏帆さん)の携帯電話が、地震が起こった拍子に手から落ち、光に包まれて消えてしまう。明治45年、夏目漱石の弟子で小説家志望の時次郎(佐野さん)は、地震が起こった際に出版社の天井から落ちてきた小さな箱のようなものを家に持ち帰った。未歩が自分の番号にかけてみると、時次郎が電話口に出た。「平成」と「明治」が時空をこえてつながった。月が見えている時だけ電話を通して会話を楽しむことができる2人は、家族のこと、将来のことなどを話すうちに次第に心を通わせていく……というラブ・ファンタジー。
夏帆さんは台本を読んだ時に「携帯でしか話せない、相手が見えないなんてすごく不安」と思ったそうだが、実際の撮影は隣の部屋にいる佐野さんと電話で話しながら進められたといい、「すごくせつなくていい話だと感じました。あまり深く考えずに自分で感じた通りにやりました」と振り返った。佐野さんは「面白い作品なので、ぜひ自分が演じたいなと思いました。こんな普段できない経験が映画の中でできるなんて光栄です」と話した。小中監督は「夏帆さんは現場での集中力が素晴らしい。子供でも大人でもない微妙な時期に一緒に仕事ができて、今後どうなっていくか楽しみ」とみずみずしい演技を絶賛した。
ちなみに、自分自身のどの時代にタイムスリップしたいかという質問に夏帆さんと佐野さんはそろって「中学時代」と答え、佐野さんは「一から勉強したい」、夏帆さんは「部活動をやっていなかったので、部活をやりたい」と話した。映画は08年2月23日から東京・新宿トーアほか全国で順次ロードショー予定。
毎日新聞
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